「2020年に見た映画10選」を後2回残したまま、ちょいと寄り道です。。
堺市北野田の堺市男女共同参画交流の広場でこの土曜日に行われる学習会のご案内です。以下は交流の広場のFBからの転載です。
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femi‐Palニュースは、NPO法人ふぇみぱる堺のブログです。長くNPO日本フェミニストカウンセリング学会所属フェミニストカウンセリング堺(略称NPOFC学会・堺)として活動してきましたが、2015年に名称変更して法人化しました。活動拠点は以前と同じ、堺市堺区の「フェミニストカウンセリング堺」です。活動もこれまでの、女性と子どものための活動を引き継ぎ、さまざまな活動に取り組んでいます。femi‐Palニュースそうした活動のあれこれをご紹介するブログです。
「2020年に見た映画10選」を後2回残したまま、ちょいと寄り道です。。
堺市北野田の堺市男女共同参画交流の広場でこの土曜日に行われる学習会のご案内です。以下は交流の広場のFBからの転載です。
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その手に触れるまで
(ベルギー/フランス 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
なかでも、ハリウッドから来た撮影隊に感化され、張りぼてのカメラで‟本物の映画“を撮り始めるペルーの村びとたち。異文化への侵食と強烈なしっぺ返し。ハリウッド映画へのオマージュと皮肉が混在する入れ子構造のメタ映画? いろいろと解釈はできますが、それよりも先に半端ない熱量に圧倒され、鑑賞後に不思議と元気が出たのは確かです。 -続ー (
82年生まれ、キム・ジヨン (韓国 監督:キム・ドヨン)
話題になった小説の映画化。私は小説を読んでいないため比較はできないのですが、「そうそう、そうだよね!」と思う場面が多々ありました。社会全体にあまねく空気のように浸透している性差別。韓国も日本も女性が置かれている状況は似ているのだなと。監督のキム・ドヨンは女性ですが韓国には他にも女性の映画監督が多くいて、その活躍が注目されています。
日本はどうでしょう。女性の監督はいるけれども多くはない。そしてこの映画のように、劇場公開された作品で身近にある性差別を正面から撮ったものは、私の知る限りですが見当たりません。なぜなのか、そのあたりも考えさせられます。
このデモの首謀者とされ共謀罪で起訴された若者たちが、後にシカゴ7と呼ばれました。政治的意図によるこの裁判は後世に残るほどの酷い内容で、とりわけブラックパンサー党のボビー・シールに対する非人道的扱いに怒りが込み上げます。考え方も目標も異なりばらばらだった若者たちが敏腕弁護士の働きもあって次第に団結していく。その過程に目を見張り、最後は胸のすく思いがしました。 -続ー (
『レ・ミゼラブル』 (フランス。監督:ラジ・リ)
『テルアビブ・オン・ファイア』 (ルクセンブルク/フランス/イスラエル/ベルギー。監督:サメフ・ゾアビ)
撮影所に通うため毎日イスラエル側の検問所を通らなければならないサラームは、パレスチナの人気テレビドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」のスタッフ。少ない機会にも行くか止めるか逡巡しつつ、かつてない緊張感を持って 映画館へ足を運びました。 以下はそうして観た中から選んだ10作品です。
最初の作品は
『ルース・エドガー』 (アメリカ。監督:ジュリアス・オナー)
BLM(ブラック・ライブズ・マター)は2020年のコロナ禍にあっても大きなうねりを起こしました。この映画はそうした潮流の背景にあるものをスリリングに炙り出します。人種間の問題だけでなく世代間の、大国と小国間の、思想間の、夫婦間の….多くの問題が複雑に絡むその狭間でもがく人たち。自分は何者か探し求めるルースの苦悩。 己の良識を疑わない人の内奥にも偏見や差別感情が潜んでいないか?
これを観ているあなたは?と問われている気がします。ー続ー(矢車菊 香)