統一地方選の熱も冷めやらぬ今日この頃(本当に熱かったかどうかはさておき)。今回の統一地方選前半戦では毎度取りざたされる低投票率が今回も変わらず話題となりました。無投票の選挙区が増えたことも話題になりました。
・・・・・投票に行かなかった人たち、どうなっても知らないよ、と言っている場合じゃない、巻き添えを食うのだわ。・・・・
その他に話題になったものとして共産党の躍進、大阪での維新の堅調ぶり、などなど、喜んでいいのか、悲しんでいいのかわからない話題が並びましたが、さらに喜んでいいのか、悲しんでいいのかわからない話題に女性議員の増加がありました。
喜んでいいのか悲しんでいいのかわからないとしたのは、アイキャッチャーとして使われるような、あるいはアイドル代わりとされるような女性議員ならヤダナと思うからです。でも「〇〇ちゃん」だの「元〇〇」だのって騒ぐのは、その議員のせいではなくて、外野のせいですから、そんなものに振り回されるのはやめておきましょう。自分の役割をアイキャッチャーorアイドルと捉えている女性議員もいるかもしれないけど、多分そんな人はそんなに多くはないと思いますので、ここは単純に喜んでおきましょう。
さてさて、女性が一人もいない議会はどれくらいあるかというと、県議会ではゼロになったものの、市町村議会では女性議員ゼロの議会が約25%もあり、町村議会では女性議員ゼロの議会が
40%にあるそうです。東京都議会で塩村議員がセクハラ野次を受けたことは記憶に新しいのですが、都会で、しかも女性議員が20%近くいる都議会でアレですから、地方で、しかも女性議員が一人しかいないところでの艱難辛苦は想像にあまりあるものがあります。
2014年9月から12月にかけて行われた「”私が感じた差別”全女性地方議員アンケート」(新日本婦人の会)では、女性蔑視や差別、暴言など深いだと感じたことが「ある」という回答が54.1%。「ある」と回答した人のうち現在経験している人が48.5%でした「ある」とした被害が自分自身の経験と答えた人が75%ですから、「ヒドイモンダ」なのです。その他の調査もありますが、ここでは割愛。いずれも少なくない女性議員が被害を受けています。
前置きはこれくらいにして、今回の「学習するMajoの会」のビッグ企画とは愛媛県会議員(いつから前議員になるのでしょうか?)の阿部悦子さんをお招きしての学習会です。保守の牙城愛媛県議会の最初の市民派議員、最初の女性議員として4期16年をつとめられた阿部さんのお話を聞き、日本の女性を取り巻く政治状況について考えたいと思います。詳細はまたお知らせするとして、日時と場所のみの告知です。
講演会:「市民派と女性県議の第一号」が経験したこと(仮題)
講師:前愛媛県議会議員 安倍悦子さん
日時:5月11日(月)18時半~会場:フェミニストカウンセリング堺
〒590-0077 堺市堺区中瓦町1-1-4 辻野ビル2階
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