その中で一回だけ、DVの相手と一緒にカウンセリングを受けたことがあります。私のカウンセラーが相手に、とにかくアルコールを止めるプロジェクトに入ってくれと言って、その人はそっちでがんばるということになりました。私はコンドウ先生のところでカウンセリングを受けて、その人もお酒を止めて頑張ったんですね。1年か何年かしてから、コンドウ先生を通して連絡してきはったりもしていました。
私はカウンセリングを受ける中で、自分自身の生活を振り返って、どうやらいつも恋愛してるなあと気がついていきました。ほんとに相手の人を理解して恋愛してるわけではなくて、自分が楽しかったからとか、人と一緒に居たかったからというのが、どうやら恋愛になってしまっていると気がついていったんです。

人と恋愛するんのではなくて、自分という人間ともっとちゃんと付き合ってあげようと、恋愛をするなら自分と恋愛したらいいんだということを、カウンセリングの中で見出していきました。
あるとき、その人から連絡があって会ってみたら、その人も、やっぱりお酒を飲んだ勢いで私と恋愛していたんだというのを感じました。
歳がお父さんほど開いていますし、そうした年齢の人の素面の引きしまった顔は、私と恋愛しようという感じの顔ではありませんでした。やっぱりあれは酔った勢いでの恋愛だったんだなということを素面のその人から強く感じました。
もちろん、私のことをすごく大切に思ってくれはったというのはあります。だけど、あの恋愛は酔った勢いでの恋愛だったんだということが、久しぶりに再開したときにはっきりとわかりました。そしてやっぱりこの関係はいったん閉じようと思いました。ちょうど恋愛から遠ざかろうと思えた時期でしたので、別れることにしました。
それから、とにかく、ねんごろな関係を5年間はシャットアウトしようと決めました。仮に仲良しとかお友達とかになっても、少なくともセックスだけはせんとこと、肉体的な関係にだけは絶対に入らないでおこうと決めました。とにかくそれだけは守ろうと決めました。
そしてそのカウンセリングを受けた次の年の年始に、自分で簡単な目標を立てました。自分に約束するみたいな感じで「したくないことはしない」「やりたいことだけやろう」と決めました。一番最初の、カウンセリングを受けた次の年の年始に、そんなことを先生に言ったことを記憶しています。
(明日は<健康的な生活に>)