『娘は戦場で生まれた』
(イギリス/ シリア。
監督:ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ)
シリア内戦による死者数は、約46万5000人に上るそうです(シリア人権監視団の推計)。
最初は2011年のアラブの春を発端とする市民の抗議運動だったものが、アサド政権による弾圧と多くの国・多くの武装勢力の介入によって未曾有の戦争へと変貌。度重なる空爆と無差別攻撃で多数の民間人が犠牲になり、町は廃墟と化しながら未だ終りが見えない。映画はワアド・アル=カティーブが戦場に留まり、文字通り命懸けでカメラを回し続けた4年間の生々しい記録です。
彼女はこの間に出会った医師と結婚し娘が誕生しました。
自分と仲間を信じ、極限状態にあっても希望を捨てずに行動する強さ。その勇気に驚嘆します。奇跡的ドキュメンタリーです。
以上、途中お休みをしたために、長くなりましたが、順位を付けずに挙げました。いかがでしたでしょうか。今年も先行きは見えませんが、全人類を苦しめる感染症が治まって安心してどこへでも行ける、そんな日が早く来ますように。それまでどうか皆さんお元気で! (矢車菊 香 2021.1.28 )
☆この映画選、届いたのは今年の1月28日でした。分けて掲載して、全て掲載できたのが、5月10日。長くかかりすぎました。最初の日付をそのままにしておきます。(PON子)