6月13日(土)の第4回目のサポートグループ「さくら」は、「私の口ぐせとマイナス思考」のシートを記入していきました。
●私の口ぐせ⇒●口ぐせに続く言葉⇒●マイナス思考⇒それぞれにパターン化している考え方のクセに気づきます。
ネガティブな出来事があったときに無意識につぶやいている口グセを見つけ出して、どのような考え方に結びついているのかを、振り返ってみました。
例えば、何かアクシデントが起きた場合、「あーどうしよう・・・どうしてあの時・・・」と無意識に口ぐせが出てしまいます。その口ぐせに続く言葉がマイナス思考へとつながっていきます。「・・・大変なことになる・・・またやってしまった・・・私ってダメだ」と、極端に最悪の結末を想像してしまいます。
無意識につぶやいてしまっている口ぐせが、つらい気分を引き出してしまいます。さらに根拠のない最悪な結論へと一足飛びにつながってしまいます。
メンバー一人ひとりの口ぐせ、それに続く言葉、マイナス思考が導いてしまった結論をみんなで検証してみました。
ホワイトボードに書き出してみると、あら不思議!いつも頭の中で思い浮かんでいた最悪な結末ではなく、違った考え方へと結びついたのです。
最悪なパターンを語っていたメンバーは、半笑い(?)状態です。これまでの経験で上手くいかなかったり失敗してしまったことだけが、鮮明にインプットされているからです。成功した体験もあったはずなのに「たまたま上手く出来ただけ」「私なんてたいしたことはしていない」などと、成功体験が、いつの間にか抜け落ちてしまっているようです。
●口ぐせを変える。●人に話したり書き出したりしてアウトプットする。●「よくやった!」と自分でほめて成功体験を積み上げる。
いろんな方法でうつに向かうマイナス思考を変えていきましょう。
ファシリテーター/木近 ちなみ
femi‐Palニュースは、NPO法人ふぇみぱる堺のブログです。長くNPO日本フェミニストカウンセリング学会所属フェミニストカウンセリング堺(略称NPOFC学会・堺)として活動してきましたが、2015年に名称変更して法人化しました。活動拠点は以前と同じ、堺市堺区の「フェミニストカウンセリング堺」です。活動もこれまでの、女性と子どものための活動を引き継ぎ、さまざまな活動に取り組んでいます。femi‐Palニュースそうした活動のあれこれをご紹介するブログです。
2015年6月26日金曜日
2015年6月10日水曜日
サポートグループ「さくら」3回目開催。あなたの「考え方」のクセを知ろう!
うつっぽくなるのは性格からですか?と聞かれることがあります。以前は、真面目で几帳面な人がうつになりやすいと言われてましたし、そのように書かれてた本もありました。私もうつ病になったころは、どちらかというと几帳面な方で何事にも一生懸命で真面目でした。そうすることが当たり前だとも思っていました。
しんどくなってから周りの人たちから「適当にすればいいよ」などと声をかけてもらうのですが、その適当さが分かりませんでした。「手抜きでもいいよ」なんて言われても、どう手を抜いていいのか分かりませんでした。
自分がやらなければ・・・と思っているので常に必死で頑張っていました。人に助けを求めることは、人に迷惑をかけると解釈していたので、ヘルプなんて言い出せませんでした。
しかし、うつ病を回復し再発し・・・を繰り返しているうちに、性格ではなく問題なのは「考え方」なんだと気づきはじめました。
5月30日(土)の3回目「さくら」では、「あなたの考え方のクセを知ろう!」のワークシートを使って、つらい気分を生み出す考え方、自分自身の思考パターン、考え方のクセをチェックすることからはじめました。
シートの結果は、6つのクセにわかれます。
1:先読み、2:べき思考、3:思い込み・レッテルはり、4:深読み、5:自己批判、6:白黒思考です。
それぞれに思い当たるところもあり、複数個重なりあってることもあります。
けっしてこのクセが悪いというものではなく、 「認知の偏り」、「認知のゆがみ」を理解して、ものごとの捉え方の幅を広げるため、さらに行動パターンを増やしていくためのものです。
次回は、「私の口ぐせとマイナス思考」を見つめていきます。つらい気分になる瞬間、マイナス思考に向かう時、気づかずにいつもの口ぐせをつぶやいています。
無意識なので、なかなか見つけ出しにくいのですが、その口ぐせを違う言葉に変えることだけでも思考パターンを変化させることにつなっがていきます。
ひとりでは、なかなか取り組めないこともグループの中で自分語りをしながら、メンバーの話しを聞きながら見つかることや、気づくこともたくさんあります。みんなでやっていきましょうね~。
ファシリテーター/木近 ちなみ
しんどくなってから周りの人たちから「適当にすればいいよ」などと声をかけてもらうのですが、その適当さが分かりませんでした。「手抜きでもいいよ」なんて言われても、どう手を抜いていいのか分かりませんでした。
自分がやらなければ・・・と思っているので常に必死で頑張っていました。人に助けを求めることは、人に迷惑をかけると解釈していたので、ヘルプなんて言い出せませんでした。
しかし、うつ病を回復し再発し・・・を繰り返しているうちに、性格ではなく問題なのは「考え方」なんだと気づきはじめました。
5月30日(土)の3回目「さくら」では、「あなたの考え方のクセを知ろう!」のワークシートを使って、つらい気分を生み出す考え方、自分自身の思考パターン、考え方のクセをチェックすることからはじめました。
シートの結果は、6つのクセにわかれます。
1:先読み、2:べき思考、3:思い込み・レッテルはり、4:深読み、5:自己批判、6:白黒思考です。
それぞれに思い当たるところもあり、複数個重なりあってることもあります。
けっしてこのクセが悪いというものではなく、 「認知の偏り」、「認知のゆがみ」を理解して、ものごとの捉え方の幅を広げるため、さらに行動パターンを増やしていくためのものです。
次回は、「私の口ぐせとマイナス思考」を見つめていきます。つらい気分になる瞬間、マイナス思考に向かう時、気づかずにいつもの口ぐせをつぶやいています。
無意識なので、なかなか見つけ出しにくいのですが、その口ぐせを違う言葉に変えることだけでも思考パターンを変化させることにつなっがていきます。
ひとりでは、なかなか取り組めないこともグループの中で自分語りをしながら、メンバーの話しを聞きながら見つかることや、気づくこともたくさんあります。みんなでやっていきましょうね~。
ファシリテーター/木近 ちなみ
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