2013年11月28日木曜日

「被災地からの手紙」を見て

録画していたハートネットTV「被災地からの手紙」を見る。被災地から、子どもを連れて避難したお母さんたち、子どもとともに被災地に戻ったお母さんたち、・・・・が書いた手紙。この女性たちは、私のような年齢のものにとっては娘のような年齢。娘たちがこれほどに苦しんでいると思うと辛くて、辛くて・・・・。
 この年齢の女性たち、しかも子どもを抱えた女性たちにこんな苦痛を与えたこの社会、与え続けているこの社会とは一体何なのか。今苦しんでいる人たちの現実を知りましょう、被災地から来た人たちを差別しないようにしましょう、などという問題ではない。この番組でも「東電、何してんだ」という言葉は出ない。「国!いい加減にしろよ」という言葉も出てこない。お母さんたちは自分が無知だったことを責めているが、こういう問題が起こったのは、この女性たちが無知だったからですか?違うでしょ。国のエネルギー政策を任された人たちの怠惰でしょ、横着でしょ。「東電出てこい!」だけど、東電は出てこない。こうした手紙を心にせまる手紙、などという扱いをしちゃいけないと思う。心に刺さる手紙、しかも為政者たちの心に刺さる手紙、東電の幹部たちの心に突き刺さる手紙にしなければならない。でもどうすれば、それができるのかがわからない。鈍感な人たちの心に彼女たちの言葉を突き刺すにはどうしたらいいのかがわならない。現実は、いたまなくてもいいような人たちばかりがいたんでいる。鈍感力の勝利に終わらせたくないなあ。  (加藤)

2013年11月23日土曜日

DV離婚裁判傍聴記

DV;離婚裁判の傍聴に行ってきた。11時から17時までという長丁場にはつきあえず、本の一部、1時間半のみの傍聴しかできなかったのだが、そのときに経験した、というか、見聞きした、あまりにも馬鹿らしいことについて報告をする。

 被害者は妊娠の可能性を考えて、日記に、性交の有無を記していた。1回セックスがあれば1と書き、2回あれば2と書いていた。文言は不正確だが、そのことをめぐって、ほぼこういうやりとりがあったということを、以下に報告する。あまりにもバカバカしいのだが、どうぞ、途中で暴れださずに最後までお読みいただきたい。

相手方代理人;○月○日のことについてお尋ねします。その日の日記に、激しい暴力があったと書かれていますが、その横に2と書いてある。これは2回性交渉があったということですね。
彼女:はい。妊娠するかもしれないので、そういうことがあった日は日記に書いていました。
相手方代理人:普通はですね。そういう性交渉のようなことがあるというのは、二人が仲がよいというか、そういうときにすることだと思うんですけど、激しい暴力があった日にそういうことがあったというのは、ちょっとわからないんですけど。

  ※「性交渉=仲良し」と考えているという時点で、この代理人かなりおめでたい。まずはハイトレポートでも読んでみたら?と言いたくなる。

彼女:普通の人はそうかもしれませんが、彼は暴力をふるった後に、仲直りというか、暴力をなかったことにするというか、そういうことのために、性交渉を使っていました。そのときもそういう感じで性交渉があったのではないかと思います。
相手方代理人;だけど、激しい暴力を受けているんですよね。日記の欄の上に性交渉の回数を書いているのは、朝にそういうことがあったということですか?
彼女:欄の上に書いているから朝、下に書いているから夜ということはありません。いつあったからどこに書くというルールはありませんでした。朝であれ、夜であれ、その日にあったとうことですから、上に書いているから、朝にあったのかと聞かれても、どうだったのか、ちょっとわかりません。
相手方代理人:それはわかりました。もう一度お尋ねしますが、激しい暴力があった後に、そういうことをするというのは、ちょっと普通はないことかと思うんですよね。性交渉があって、後から暴力があったということを書き加えるということも考えられるんですけど。暴力があったその日に性交渉があったということは、そういうこともあり得るのではないでしょうか。

念のために、文言はものすごく不正確です。だけど相手方代理人が言いたかったのはこういうことだろうというのは、それほどはずれていないと思います。
暴力を振るわれた、その日に性交渉をするなんて考えられない。普通はないことである。だからおそらく、この日記の暴力があった云々というのは、後から捏造したものと考えられる。要するにこの女性は嘘つきである、と、相手方代理人は言いたかったのではないでしょうか。だけど、それってあまりにも無知。彼女の側の代理人(雪田さんでした)が、「暴力があった日に性交渉があるのはおかしいと思うのは、性暴力について、あなたが無知だからです。勉強してください」と切って捨てましたが、まさにその通り。

しかしながら相手方代理人は、さらに暴力を振るわれた日に性交渉があるのは云々と言いかけたところ、裁判官が、暴力と性交渉の関係については、既に明確になったので、それ以上の質問は必要がない(文言は不正確ですが、ニュアンスは正確です)と、代理人の質問をおしとどめました。

そらあ、そうだろうというより何より、それってセクハラですよ、代理人さん。法廷の場なら何を言ったっていいと思うのは大間違い。あなたの人権センスが諸わかりですよ。

しかし、そういう人権センスゼロ、何のためらいもなく無知をさらした諸わかり論陣を張っても何とかなるだろうと思わせているこの社会って何なんだろうと思います。セクハラ男や、DV男に、「戦ってもあなたは勝てませんよ。できることは賠償額を少なくしてもらうことくらいですね」と相談された弁護士が言うようにならなければ、あかんだろうと思います。そのためにも、もっともっと女性の弁護士、検察官、裁判官を、増やさなければいけないと思います。そうじゃなければ、女性が受けている被害や抑圧は正当に評価されない、そんな気がします。

セクハラ裁判でも、DV裁判でもそうだけど、相手方の弁護士は、これまでの神話や偏見を武器に勝負を挑んできます。それが、お決まりのパターンですが、相手方の代理人が、それらを使おうとするのは仕方がないと思います。相手の味方をするのが任務ですから、使えるものは何でも使おうとするのは、アリだとは思う。だけど、裁判官までその神話や偏見で、事実を判断するのはやめていただきたい。

今回の裁判官は、先述したとおり、相手方代理人が言い募るをおしとどめた、そのことで、期待してもいいのかしら、と思っています。今まで、結構、「この裁判官イケルカモ」と思っては「甘かったな」ということがありましたので、今回は、そうならないことを祈ります。裁判官さん是非是非、ジェンダー正義を貫いてくださいませ。   (PON子)


2013年11月19日火曜日

都会のカラス

今日は久しぶりに図書館に寄った。
帰りにカウンターの前の長い階段を下りるとき、上からドスン、バタンという音が聞こえた。
見上げてみると、なんとカラスの足がいっぱい。(半透明の天窓なので、体は見えず足だけ)
てっきり工事だと思っていたので、それがカラスの足だと気付くのにも時間がかかった。
1階のロビーで、警備の人と図書館に来たおじさんがしゃべっていた。
朝図書館を開けるとき、音がするので、警備の人は、てっきりこれは誰か入ったかな、と思ったそうだ。
なんとも人騒がせなカラスだが、憎めないな、と思った冬の夕方だった。
                       
    さかいのすずめ

2013年11月14日木曜日

長松自然海岸の植物


長松自然海岸の岩場です

サルトリイバラ


ツワブキ

名前のわからない実

ハマボッソ


 
吹飯浦の歌碑


日が暮れてきました。

火力発電所。
電気は足りてます、関西の皆さん。







2013年11月10日日曜日

アセアンウイーク



ポルタス広場でやっていた、獅子舞です。

客席に飛び出しました。
横の人は、止めようとしているのでしょうか。
それとも、はやしているのでしょうか。

やっと戻ってきた、と思ったら。


なんだかまた乱入。楽しい獅子舞でした。

2013年11月5日火曜日

こんな本を読みました

少し前に、「大人のための才能開花術」(ジュリア・キャメロン)という本を読みました。
とてもよかったし、役に立ちました。
訳は違うけれども、原著は同じ本として、「ずっとやりたかったことを、やりなさい」が出ています。
クレオで見つけた「あなたも作家になろう」から、たどり着きました。
どこでも、行ってみるもんだなと思いました。
この本に出てくる「影のアーティスト」的な人というのは、特権を持った作家にもよくいるなと思いました。
「持ち込み原稿の何パーセントはごみ」とか、平気で言う人ですね。
「あなたも作家になろう」と「大人のための才能開花術」は、私的に、2冊セットでお勧めです。
図書館で探してみてください。 yo