今回は、講座室の都合で三週間後の開催となりました。
「ここに来れると思うとワクワクした気持ちとなんだか重~い気分とがまざった感じだった」と話してくれました。
それぞれ自分自身のこれまでの体験や現在の状況などを話ししながら、グループに2時間参加するのは、たしかに疲れると思います。メンバーの話しを聞いているうちに自分の気持ちが揺れたりもします。帰り道にボヤ~ンとしたなんとも表現しにくい疲労感に包まれることがあります。
それでも、2回目のサポートグループ「さくら」に来てくれてありがとう~。みんなで「少しでも楽になれるよう・・・」やっていきましょう~。
「認知行動療法」では「あなた」ではなく、あなたの「考え」「行動」を扱います。マイナス思考をプラス思考に変えるのが目的ではありません。問題解決に役立つような現実的で柔軟な考え方、行動が出来るようになるのが目的です。
私たちは、現実を客観的に見ているようで実際は自分なりの思い込みで見ているところがあります。とくにうつ状態のときは、考え方が極端に悲観的になって自分を苦しめてしまいます。このような考え方の偏り、認知のゆがみが「気分」「行動」「身体」の状態に影響し合います。これらの間で悪循環が生じてそこから抜け出せなくなります。この「ぐるぐる思考」の悪循環を断ちきるための方法としても有効とされています。
次回は、「あなたの考え方のクセを知ろう!」というシートを使ってみて、まずは自分の考え方のクセを振り返ってみるところからはじめましょう。
ファシリテーター/木近 ちなみ
femi‐Palニュースは、NPO法人ふぇみぱる堺のブログです。長くNPO日本フェミニストカウンセリング学会所属フェミニストカウンセリング堺(略称NPOFC学会・堺)として活動してきましたが、2015年に名称変更して法人化しました。活動拠点は以前と同じ、堺市堺区の「フェミニストカウンセリング堺」です。活動もこれまでの、女性と子どものための活動を引き継ぎ、さまざまな活動に取り組んでいます。femi‐Palニュースそうした活動のあれこれをご紹介するブログです。
2015年5月25日月曜日
2015年5月6日水曜日
第15回サポートグループ「さくら」始まりました。
今回のメンバーは、初めて参加された方、久しぶりに参加された方、前回より引き続き参加されている方などさまざまです。まずは「自己紹介シート」を記入して話せる範囲で発表していただきます。メンバーは「話し手」「聴き手」にもなり大切な時間を共有していきます。
うなずきながら聴いてくれるメンバーがいる中で、途切れ途切れになりながらも話しが進んでいきます。時には「涙」あり「笑い」あり「涙」ありです。その後、これまでの「さくら」の活動報告と私のうつ病再発回復体験談も交えて自己紹介が終わります。
そのころには、緊張ぎみだった講座室の空気が、緩やかなあったかいものに変わってきます。
認知行動療法の考え方で「認知を変えれば、気分が変わる」とあります。グループ「さくら」では、今の自分の気分をキャッチすることに取り組みます。はじめは、一つの言葉で「気分」を表現するのはなかなかむずかしいようです。つい「考え」が先行して文章のようになってしまいます。しかしこれも回数をこなして、意識することで「気分」を素早く捉えることが出来るようになっていきます。
メンバーで輪になって、語り合いながら学ぶ時間の中には、新たな気づきやこれでよかったんだと思える肯定感の芽生えなどでいっぱいになります。
今回は、まだ残席があります。5月23日(土)2回目からのご参加も可能ですので、お申込みは下記までお願いいたします。
ファシリテーター 木近 ちなみ
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