2012年5月29日火曜日

加藤伊都子出版記念講演会「私は私。母は母。」

フェミニストカウンセリング堺スタッフブログよりの転載です。(PON子)




5月26日、27日に富山で開催されたフェミニストカウンセリング全国大会も終わり、5月が終わろうとしています。フェミニストカウンセリング堺の6月は「加藤伊都子出版記念講演会『私は私。母は母。』」から始まります。
この本が出版されたのは、3月末日。少なくとも、フェミカン内部では評判がいいのですが、その他のところではどうなんでしょう。某書店で平積みになっていたという噂も聞きますので、評判は悪くないのかも、などと考えています。

幸運なことに、この本、出版されたとたんに、新聞等でとりあげられました。
朝日新聞の関東版、関西版のそれぞれで母娘関係の特集が組まれたためです。
朝日新聞にWEB新書の紹介ページにも取り上げられていました。リンクアドレスは下記のとおりです。
http://astand.asahi.com/webshinsho/asahi/asahishimbun/sample/2012042700006.html

講演会チラシ(jpeg)
「私は私。母は母。」という言葉は書中で紹介している「秋子さん」が追いすがる母親から自分を守るためにつぶやいていた言葉です。いつの頃からか、この言葉は秋子さんのキャッチフレーズのようになりました。語り合いのグループで、毎回「私は私。母は母。」と言いながら、罪悪感と戦い続けた秋子さんの物語は、母との葛藤に苦しむ女性にとって何らかの参考になる物語だと思います。

本を読んでくだった女性から「うちの母は和子さんと恵子さんの混合タイプです」と言われたり、「うちの母は千代乃さんをもっとひどくしたようなタイプなんです」などと言われることがあります。それぞれの物語には、それぞれの苦痛があり、同様にそれぞれの希望があると思います。

母との葛藤に苦しんでいる女性に是非読んでいただきたいと思いますし、お時間の都合がつくようでしたら、6月2日14時、堺市総合福祉会館にお出かけ下さい。 
 
                                                        (加藤伊都子)