2020年6月8日月曜日

明日は「さかい おんな 電話相談」の日です



明日6月9日は「NPO法人ふぇみぱる堺」の電話相談グループ「ぷるる」の電話相談の日です。毎月第2第4火曜日に実施しています。
女性が抱える様々な悩みのご相談をお受けしています。
           
番号は072-224-0670。相談時間は通常は10時から17時までですが、現在時短営業の影響で、10時から16時半までとなっています。お間違いのないように。
お気軽にご利用ください。
       (PON子)

2020年6月2日火曜日

グループYOUは、フェミニストカウンセリング堺主催、ふぇみぱる堺協力という形で共同で開催しています。6月1日ひさしぶりにグループYOUが開催されました。その報告がフェミニストカウンセリング堺のブログに掲載されましたので、転載します。(PON子)

昨日6月1日、久しぶりのグループYOUが開催されました。
長かった自粛生活で皆、喋りたいことがいっぱい。皆さん、家族以外の人と話すのは、超々久しぶりという感じでした。中には家族ともほとんど話をしなかったという方も・・・。
そりゃあ、普段は家にいない人に一日いられたら、お互い不機嫌にもなろうというもの。
よけいなことを言って八つ当たりされるより、黙っていた方が無難ということもあるでしょう。
また諸々の影響でうちを出にくいので残念ながら欠席するという連絡をくださった方もいらっしゃいました。
本当にこのコロナ禍、いろんなことで人に我慢を強いてくるものです。
話題になったのは定額給付金のこと。なぜ世帯単位にするのだろうという思いは皆共通。
女に自由になる金を持たせるな、家族の金は家長の金というフッルーイ考えの人が
政策決定の場にいるのでしょうね、きっと。
また誰とも話せないだけでなく、テレビをつければコロナの話ばかりというのも悪評でした。
恐らくテレビ局もそれ以外取り上げることがなかったのでしょうが、見る方はもうウンザリと言う感じで、
楽しい話、明るい話を知りたいのに、暗くなる一方だったという意見も・・・。
またテレビで見て、それは大変とティッシュやトイレットペーパーを買いに走った話などなど・・・。
皆一生懸命生きているんだな、また会えてよかったなと感じたひとときでした。

2020年5月25日月曜日


明日第4火曜日は「NPO法人ふぇみぱる堺」の電話相談グループ「ぷるる」の電話相談の日です。女性が抱える様々な悩みのご相談をお受けしています。

              

番号は072-224-0670。相談時間は通常は10時から17時までですが、現在時短営業の影響で、10時から16時半までとなっています。お間違いのないように。
お気軽にご利用ください。
       (PON子)

2020年5月16日土曜日

先月に引き続き女支会お休みです

緊急事態宣言なるものが出されて、一月半。国が解除を言い出したけれど、東京・大阪及びその周辺の県は継続だそうで・・にもかかわらず、大阪府は独自基準で解除を決定って、うーむ、我々はどうしたらいいんだ?という感じですが、皆さま、いかがお過ごしですか?

 緊急事態だからと言って、国に何かをしてもらった感じはありませんが、それでも大人しくStay Homeをしていたのは感染するのは嬉しくないなと思ったから。それで先月は女支会を急遽お休みにしました。感染を避けるには、手洗い、マスク等は当然にしても、可能な限り人と会わない、移動をしない・・が肝要なようでしたので。

で、いつまで続くのだろうという気持ちになっているのですが、皆さん、先日の日赤の抗体検査の結果についてニュースお聞きになりました?正確性に欠けるとかでもう一度1万人規模の抗体検査をする予定だそうですが、先の検査、抗体を持っている人はたったの0.6%だったそうです。ということは 99.4%、ほとんどの人が抗体を持っていないということになります。ということは、はやり始めたら、大流行しそうな気がしません?
次の流行時期については、諸説あって分からないのですが、念のために今月も女支会お休みにすることにしました。

集まっても問題ないような設えにするにはどうしたらいいか考え始めているのですが、アルコール消毒と、窓をあけることくらいしか思いつきません。喋りながら物を食べるのはよろしくないそうなので、おやつもお茶もなしというつまらないことになりますが、さらにはテレビでよく見る間に立ててる透明の仕切りああいうのもあったほうがいいのかな・・・等々・・ただ今考え中です。夏にはウィルスも元気がなくなるそうですので、もう少し暑くなったら、またお目にかかれるのではないかと期待しつつ、今日の女支会お休みの連絡でした。皆様気をつけてお過ごしくださいますように。  (PON子)
                                  

2020年4月10日金曜日

明日の女支会休止のお知らせ

緊急のお知らせです。少人数の集まりなので、感染リスクは高くないと考え、開催の予定でいましたが、緊急事態宣言なぞが発令され、現状誰が感染しているかもはやわからない状況ということですので、月に1回の女支会も休止にすることとしました。毎回参加くださっている方には別途ご連絡を差し上げたのですが、連絡がつかない方もいらして、急遽ブログにアップすることにしました。明日の女支会は休止です。5月も無理なんじゃないかな。お店もあちこち休みになっています。休業要請の対象をめぐって東京都と国との意見が異なるということがニュースで流れていますが、何だか国の対応はぬるいのではという感じもします。経済が、というけれど、人が死んでしまったら、経済も何もあったものじゃないと思うのですが、どうなんでしょう。それと、国民全員に太っ腹な補償をしている外国のニュースを見ると、日本ってケ〇だなと思う今日この頃・・・とこういう話はまたお会いしたときにすることにして・・・
明日の女支会はお休みです。電話が繋がらない〇〇〇さんがこのブログを見てくださることを祈っています。   (PON子)
               

2020年3月22日日曜日

40回目の昨日の女支会

3月21日、三連休の中日、女支会を開催しました。2016年7月にスタートした女支会。数えてみたら、昨日が40回目の開催でした。最初は隔月での開催、翌年は奇数月には第三土曜日、偶数月には第二土曜日に開催。2018年からは第三土曜日の開催に。この間、会場は北野田の男女共同参画交流の広場でした。2018年の6月はFC堺のイベントと重なったために休み。翌月から会場をフェミニストカウンセリングに変更しました。第三土曜日の同じ時間帯に交流の広場を使いたいグループがあり、何だか部屋取り合戦のようになることを避けたためです。2018年7月からフェミニストカウンセリング堺に場所を移し、毎月第三土曜日に開催してきた女支会。昨日はツイッターでお喋り中心と紹介したとおり、お喋り中心の会でした。
 話題はコロナ禍に始まり、単身であることで受ける不利益や差別にも話題が及びました。確かにこの社会の結婚圧力、出産圧力の強さには半端ないものがあります。結婚をしないことで変わり者扱いされた経験談も披露されましたが、同時に自分の意見を言ったら「変な人扱い」をされたという経験談も披露され、こういう話ができるところはなかなかないということなど、日常で感じる諸々についての話が出ました。
 話されたことの詳細をここで紹介するわけにはいきませんが、関心のある方は是非単身女性のための集まりである女支会にご参加くださいますように。非婚、未婚、離別、死別を問いませんし、プレの方も歓迎です。
 次回からは会場はフェミニストカウンセリング堺のままですが、開催日が第二土曜日に変わります。以前から参加くださっている方はお間違いありませんように。
 現在チラシをもう少し柔らかい雰囲気のものに、と作り替えている最中ですが、まだできていないので、以前からのチラシを添付しました。     (PON子)

2020年1月31日金曜日

2019年に観た映画 ☆ 極私的ベスト10


みなさま、お久しぶりです。矢車菊香です。
と申しましても「知らんけど~?」とおっしゃる方がほぼ100%ではないかと。
なにしろこのfemiPalニュースに拙文を載せていただいていたのは、もう78年も前のこと、長らくご無沙汰しておりました。あれからいろいろあったなぁ(遠い目)。

前置きはこれぐらいにして映画の話に参りましょう。以前は1作品ごとに割合長めの感想を書いていたのですが、今回は昨年私が観た映画の中から自分流にベストテンを選ぶという形にしました。
なお、映画館・劇場で観た作品が対象です。では、さっそく

    『マチルド、翼を広げ』 (フランス。監督=ノエミ・ルヴォウスキー)
    『幸福なラザロ』   (イタリア。監督=アリーチェ・ロルヴァケル)
    『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(アメリカ。監督=フレデリック・            ワイズマン)
    『荒野にて』     (イギリス。監督=アンドリュー・ヘイ)
    『私のちいさなお葬式』 (ロシア。監督=ヴラジーミル・コット)
    『シシリアン・ゴースト・ストーリー』(イタリア/フランス/スイス。
      監督=ファビオ・グラッサドニア、アントニオ・ピアッツァ)  
    『希望の灯り』    (ドイツ。監督=トーマス・ステューバー)
    『家へ帰ろう』    (スペイン/アルゼンチン。監督=パブロ・ソラルス)
    『たちあがる女』   (アイスランド/フランス/ウクライナ。監督=ベネディクト・エルリングソン)
    『プールサイドマン』 (日本。監督=渡辺 紘文)

こうして見ると欧州映画が多めですね。

一昨年まではアジアや中東の映画が上位に入ることもありましたが、今回は『プールサイドマン』のみ。同じ日本の映画で『解放区』、日系アメリカ人監督による『主戦場』(製作国はアメリカ)等も興味深く観ましたが選外と相成りました。

 1位に輝いた『マチルド、翼を広げ』について。

監督のノエミ・ルヴォウスキーは俳優でもあり、彼女自身のこども時代がモチーフになっている本作では、マチルドの母親(つまり自身の母親)役を演じています。

主人公のマチルドは9歳。大好きなお母さんとパリで二人暮らしです。ところがお母さんは情緒不安定気味。決して暴力を振るったり暴言を吐いたりはしない優しい人ですが、風変わりで突拍子もない言動が多く、マチルドは振り回され何かにつけて支障が出ます。それでも懸命に母を支え、二人の暮らしを守ろうと孤軍奮闘して、いわゆるヤングケアラー状態に置かれている。
しかしそんな生活は長く続けられるものではなく、やがて別れの時が来てしまいます。その時、どれほどの測り知れない感情がマチルドの中で渦巻いたのでしょうか。
「機能不全家庭で育つこどもの話」を題材にした作品は多くありそうですが、その世界観は様々でしょう。ごりごりのシリアス、尤もらしいドキュメンタリー・タッチ、あるいは問題提起型の社会派ドラマ、はたまた難解な不条理劇?等々。

この映画は一見ポップでカラフルな装いに彩られ、半ばファンタジーのような形で差し出されます。こどもの視点により添っていると言えるかもしれません。それがマチルドの揺れ動く心象を鮮やかに映し出し、ともすれば沈鬱さに覆われかねない厳しい物語に躍動感と明るさや温もりを付与し、更に詩的な奥深さをもたらしている印象を受けます。

9歳という年齢はこどもには違いないけれ
ども、同時に徐々に大人への階段を上り始
めるそのとば口にさしかかった微妙に不安定な時期なのではと思えますが、主演のリュス・ドロリゲスがとにかく素晴らしい。この複雑で難しい役を演じるという以上に、”マチルドを生きている”とさえ感じさせます。

もうひとり(というか一羽)、忘れちゃならないのがあの小さなフクロウ。最初に登場する場面の驚き、可愛さ、楽しさは映画のハイライトではないかと密かに思っているのですが、可愛いだけじゃない特別な役割を担っています。孤独なマチルドの友となり、時にはさながら知恵を授ける賢者であり、彼女を助け導き共に行動する相棒です。それはまるでマチルドの内なる声を具現化した、彼女の分身のようです。フクロウを彼女にプレゼントしたのがお母さんというのもポイントですね。
この映画がルヴォウスキー監督の自伝的作品であることに意味深いものを感じます。
長い時を経てこども時代の体験を映画化することで、彼女は何かから解放されたのでしょうか。壊れもののようだった母との関係を嘆くのではなく、誰かを断罪するのでもない、紛れもない愛の物語として母へそしてこどもの頃の自分へ捧げたのでしょうか。
 
 10本全てに感想を入れると長すぎるのであとひとつ、5位の『私のちいさなお葬式』について少しだけ。原題はなんと『THAWED CARP(解凍された鯉)!です。
                      
かけ離れた邦題が付けられるのはよくあることですが、さすがに元のままでは使えないと配給会社の担当者は思ったのか? 笑。でも観た後では原題もおおいに納得できましたけどね。こちらはロシアの小さな村で一人つつましく暮らす、73歳のエレーナが主人公。シビアな現実を包み込むほろ苦いユーモアにたくさん笑わせてもらいました。また、身につまされるところの多い話でもありました。「この村にいるのは高齢者とアルコール依存者ばかり」。それはどうやらロシアに限ったことではなさそうです。
 
 みなさんはどんな映画がお気に入りですか? それでは、いつかまたお会いしましょう。    2020.1.20 矢車菊 香