2013年9月24日火曜日

神の数式

遅れていた分科会報告をやっと書き上げる。我ながら仕事が遅い。途中で疲れて録画していたNHK特集「神の数式」を見た。何のことか一つもわからなかった。「世界を数式で表す」なんて私の頭では理解不能。数式の記号だって、加減乗除しかわからん。微分積分なんてものを大昔に習ったけれど、彼らが考えている数式はそんなものじゃない。歪みを表しているだの、ミクロの世界を表しているだの、もう何のことか。
あまりにわからな過ぎて、むしろ面白いというか、あまりにわからな過ぎて、私には数式を考え続ける理論物理の学者さんたちが「神」に見えてしまった。唯一理解できたのは、自分の命がある間には宇宙の秘密を読み解く数式は見つからないだろうと考え始めたという超弦理論(何のことかわからん)の第一人者ジョン・シュワルツ(この人も今回初めて知った)の言葉。
最終的な答えがわからないのは悲しいことです。でも答えがわかってしまったら、それも悲しいでしょう。探究を続けることが何よりもすばらしいことなのです」。自己実現の説明に使えそうなこの言葉が番組中、唯一私に意味がわかった言葉でした。    (加藤)