2011年7月15日金曜日

パワハラ研究会 ~クレーマーについての雑談から~

昨日のパワハラ研究会。パワハラ的言動を行う人のその他の言動から、彼はマリー・イルゴイエンヌさんの言うところの自己愛的人格障害にあたるのではないかという話から、話はいわゆるクレーマーと呼ばれる人の話に・・・

クレーマーといわれる人の三種の神器は
「お前、それが仕事やろ」
「こっちは客やぞ」
「金払うとんのや」・・・・となぜかコテコテ大阪弁になるのだが、そっちのほうが迫力あるのでご勘弁を。

これが公務員相手になると
「お前らそれが仕事やろ」
「お前ら税金で食うとるん違うんか」
「こっちはタッカイ税金払うとんのや」

あとは何でもこのバージョンで、教師が相手なら
「お前らそれが仕事やろ」
「こっちは子ども預けとんのや」
「お前ら教育者ちゃうんか。それでも教育者いえるんか」

医者が相手なら
「お前らそれが仕事やろ」
「こっちは患者や、素人や」
「お前ら医者ちゃうんか、それで医者言えるんか」と、まあこんな感じ。

ここで力を持っているのは、金を払っているのはこっちやという物言いと、こっちが客だという権利の主張。専門性に対する敬意も、相手の労苦へのねぎらいも、それなりの事情がおありだったんでしょうネという配慮も何もあったもんじゃありません。何でこんな社会になっちゃんだんでしょうね。

正当な要求あるいはクレームとクレーマーとの違いはどこにあるか。

うーん、わからない。だけど、クレーマーと呼ばれる人は、とにかくとにかく自分の思うとおりじゃなきゃやだ、自分が大事にされたと感じられないからやだと、そんなものが根っこにある印象。そしてその不満を、客だの、金だの、仕事だのを持ち出して満足させようとしているような気がするのだが、どうだろう。

客だの、金だの、仕事だのってのはわざわざ言われてなくてもわかること。
「そのとおりです。わかってますよ。それで?だから何だって言うんですか?」と言わせないのが、クレーマーのクレーマーたるゆえんでしょうかね。                 (PON子)