2018年11月9日金曜日

学習するMajoの会の「大仰なタイトルの学習会」報告

11月5日開催の大仰なタイトルの学習会報告ですが・・・・
何をどう報告したらいいかわからないほどに言いたい放題、喋りたい放題の学習会でした。この言いたい放題、喋りたい放題はMajo会の宿痾でもある特徴です。

最初に、憲法は国民による国家に対するルール、法律は国家による国民に対するルールという憲法と法律の違いを確認。改憲案はこれを覆そうとしているという説明を聞いてから、さらに憲法の基本をクイズ形式でおさらいしました。
・・・憲法は国家権力を制限して国民の権利と自由を守る法である。つまりこれが立憲主義。すべての人々が個人として尊重されるために、最高法規としての憲法が国家権力を制限して人権保障をはかるもの・・・・この文章、メンバーがどの程度正解できたかは極秘です。

そして日本国憲法の基本原理は立憲主義に立脚した「国民主権」「基本的人権の尊重」「恒久平和主義」であり、12条には「この憲法が国民に保証する自由および権利は国民の不断の打力によってこれを保持しなければならない」と書かれていることの紹介。そしてだからこそおかしいと思うことにはきちんと声をあげていかなければならないという説明に続いて、現在の憲法改正の流れというかあり得るスケジュールについて説明がありました。詳細は省きますが、ぼんやりしてたら実現化しそうな勢いでした。

そして現在の憲法と自民党の改憲草案との比較。これまでの国民の3つの義務に加えて、新たに国防の義務。家族助け合いの義務、憲法尊重擁護義務など10個の義務を課そうとしてるとのこと。有名な前文は短くなっておりました。そして9条は「国防軍」という項目が増え、長~くなっていました。それから「自衛隊明記」「緊急事態対応」「合区解消」「教育充実」の改憲4項目について各党の主張を概観しました。
 
その後質問タイム。「9条を変えても2項を残すんだからいいじゃないの」に対しては、「後法は前法に優越する」という法律解釈の基本原則から、「国防軍」の項が加えられることにより、9条1項2項は空文化してしまうのだそうです。

 その後、フリートークというか、ディスカッションというか、しゃべりまくるメンバーをしのはらさんが捌いて何とか学習会の目的である「どう反論するか」に無事着地しました。現実的に反論できるかどうは置いといて、あれこれ喋って考えて、かつ楽しい学習会でした。

学習会終了後に参加者で記念撮影。楽しそうなメンバーの表情をご覧ください。
             (Majo子)